力強く 轟く音に脅え
あなたが 輝いているということを
忘れてしまいそうでした
ぴしゃりと たたきつけるような
その強さ その潔さに
光が伴うことを
今 思い出したのです
まっすぐに それぞれが
ゆくべき所を 目指すように
幾重にも 枝分かれ
一瞬で 突き進む
その輝きを その強さを
一瞬照らす その光に
世界が静まり返ることが
なにより あなたの価値なのでしょう
大地にその身を叩き付けんばかりに
鮮烈に 光を描いて
進むあなたを 見上げながら
あなたと 我が身を 想うのです
あなたの その強さの余韻は
湿った真夏の空気から
私達に 染み込むでしょう