風となるあなたへ


青く晴れた空を見上げ
広い道にしっかりと立って
強く 強く と叫ぶ
その瞳に 背を押され
私は きっと 進めるでしょう

静かな夜に 眠りへと誘うように
やわらかに 解き放たれる声
ふわりと降る 安らぎに
私の心は 安堵するのです

あなたの言葉が 風に乗って
まるでこの手を取るように
あなたの声が 静寂に降って
そっと背中を支えるように

助けられたと 思うことさえ
私の 過剰な思い込み
それでも あなたの言葉から
私は 立ちたいと願ったのです
それでも あなたの放つ声で
希望は 奮い起こされるのです

あなたの言葉 その余韻の
響きが消えるより前に
霞んだ青に 晴れ渡る
空を 見上げて立ち上がる

あなたの言葉 その声を
風の音に 重ねながら



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