Last Ambitious


子供達のその野望は
いつか 現実に叩きつぶされるかもしれない
青い空を見上げる瞳は
いつか かげるかもしれない
けれどもそもころには
また 新たな子供達が
あたらしいピカピカの夢を見るだろう

子供達は 自分の夢の真実を知らないまま
現実に飲み込まれてゆくかもしれない
現実は 子供達に 留まることを許さない
けれど 子供達とその夢とは
次々に生まれ出るだろう
世界はそうして回っているのだから
遙か昔の 平らな星さえ

自分たちの他に なにも知らない 子供達よ
この世界の他は なにも考えない 子供達よ
未来は そうして廻っていったその先に
確かにあるのだろう
だがその光は
他の恒星の輝きの反射にすぎないのだよ



戻る