狂おしいほどに 欲していたくて
手に入らないことも 飲み下したくて
ただ あなたを想おうと
そうして 発狂する度胸もなく
少しずつ 腐り堕ちて行く



こんなにも 世界に翻弄されて
でも こんなにも
たくさんのものに恵まれて
たくさん 支えられているから
「ありがとう」と 笑って生きて行こう



突き詰めて 考えても
結局の所 やっぱり 会いたいから
それで、いいかな…?



また 自分で歩いていける
それだけのものを もらい続けている



不器用な 生き方
こんな生き方しか できないから
せめて まっすぐ
生きてゆけたら…



手を伸ばすことすらしていないのに
助けてもらえないと悲嘆にくれる

わかってる
私を背負う義務などない

どうして、ただ、そこにいてくれることに
一番 大事で 嬉しいことに
ありがとう というだけでいられないのだろう



この かすれた声で叫んで
あなたを傷つけるのが怖くて
透き通らない 歌を唄った



私の中にある 弱いところは
みんな あなたが 昇華してくれる



つらさを言葉にして 煩わせるのが嫌だから
幸福を言葉にするのは なんだか てれくさいから
私の思ったことは みんな ここに入っています
あなたに届くことを 望みながら
あなたに届くことを 恐れながら



ごめんなさい 私にも わからないのです
私が あなたを 助けられないことを恐れているのか
あなたに 私の言葉が 拒まれることを恐れているのか…





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