あなたの涙を止めるのも
あなたの一歩を促すのも
私などでは 役不足でしょう
私などが 求められることはないでしょう
それでも 何かの足しに なりませんか?
場を繋ぐくらいなら できないでしょうか?



あなたを想うのと同じくらい確かに
私ではないという事実を知っている



それすらもうぬぼれ
卑屈な うぬぼれ
膝を抱えて 皮肉に笑う



どんな言葉なら
あなたの気をひくことができるのでしょう?
どれほど言葉を紡いだら
あなたにふさわしいものが出てくるのでしょう?



手を伸ばすこともできずに
自分の叫びに埋もれる



嫌な想いを 消したくて
あまいもの あまいもの
しあわせにおもえるから
あまい あまい
ぎゅうぎゅうに 詰め込む



さらさらと 紡ぐ想いは 夢
あなたに焦がれる 私のことば
ひらひらと 舞う気持は 音
あなたが引き出す 私のことば



たくさん たくさん 考えた
こうして考えているうちに
どれだけのことができるだろう と
たくさん たくさん 考えた



ほんとうは とても とても かんたんなこと
全部 簡単なこと
それに 意味を求めさえしなければ



無駄なコトなんて 何一つないから…





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