それでも あなたが笑うなら
私はそれを 選ぶでしょう
それでいいと 思うでしょう



声を もらった
やっぱり 私が潰れるより前に
やっぱり 私がふつうに笑えるように
ふぅわりと 声を もらった



重い空気を 押し流すように雨が降る
沈んだ心に 叩き付けるように嵐が吹く



不幸を嘆いて 訪れる闇を
自分を見つめる 月で照らし
幸福を喜ぶ 日の出で退ける



日増しに色を強める 緑に手を伸ばし
ほら もうすぐ 空に手が届く…



きっとまた 私が平気なときに
あなたは声をくれるから あなたが声をくれるから
私がつぶれる前に 泣きやんだときに
わがままを 我慢できるときに
今日 心が軽くなったから
きっと もうすぐ…



キミへの想いを
直接伝えることができないから
忘れた頃に 誰にともなくつぶやこう



自由と希望と夢と
拘束と自己犠牲と偽善とを
天秤にかけて 理想を作る



たたきつける雨に それでも立ち向かう
楽な方法はあるけれど
何かが 崩れてしまいそうだから



膝を抱えそうになる腕を
顔を覆いそうになる掌を
少しだけでも 前に
少しだけでも 上に





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