無知なる春と 泣き濡れた夏と意固地な秋を越えて…
また、始まりの冬がめぐり来る
冷たい風の 凍った道を 自分の足で歩くことを選んで…



のばしたこの手の先に 触れることを望むのは
幸福なんて 複雑なものでなくて
ただ 私の全てで感じることのできる ぬくもり



恋は人を詩人にする
伝えたい 声に出せない想いが 溢れるから
恋する想いは 詩(うた)になる
その溢れる想いが 恋だから



活字が私を苛むの
孤独よりはマシだけど…
電話、しても平気かな?
声を きかせて…?



伝えたい気持ちは 抱えきれないほど大きいはずなのに
どうしても 形にできなくて
やっとの思いで絞り出したら
小さな結晶 ただ一言の言葉になって
手のひらの上で輝いていた



果てしない坂をゆっくり登っていく
ボクラは そうして進んでいく
だから、重荷は苦しいけれど
やっぱり、手ぶらじゃ張り合いがないね…



あなたの腕に包まれて
あなたの鼓動を静かにきいて
私はあなたに満たされる
そばにいられる幸福
ただそれだけに身を任せて…



輝きながら進むあなた達の
喜びも 悲しみも支え合う
あなた達の その笑顔が
私達の希望です
永遠を願わずにはいられない
この世界の希望です



暗い夜は多かったけれど
一つの光も見えないときはなかったから
だから私は まっすぐに 前を見て進むことができる
ひとかけらの望みを 確かに抱いて…



あなたといると 私はよく笑う
たぶん ただそれだけ
難しいことを考えると とまってしまうから
今は ただそれだけ





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