おもう という感情
つかみ所もなく
形にならずに
わだかまる 気持ち…



動けなくなるほどの
気持ちに捕まっても
やっぱり
止まってしまったら
進まなくなってしまったら
どうにもならないから



手を伸ばしたら
届くのかもしれない
引き上げることができることだって
時には あるのかもしれない
もしかしたら できるのかもしれないけれど
どうやったら手が伸ばせるのか
どうしても、思いつかない



けれど その言葉を
真っ向から受け止めるつもりになることさえ
私の 幼稚で過剰な自意識でしかないのかもしれない
私などが省みられることは
どうやったってないのだといわれても
否定することなどできないのだから…



どうか どうか
心の中で ただ繰り返す
言葉が見つからず
言葉にすらならず…



けれども
望むだけのものを
私は持っていない
望めるだけのものが
私にはない…



それでも
思ったことは 本当
助けてもらったのも 事実



ありがとうございます と
何度思ったことでしょう
また行ける まだ、行けると
どれだけ思えたことでしょう



そのひとかけらさえ
私は あなたに伝えていないまま
何もしないまま
近寄ることさえ 怖くなるのなら…



伝えてみよう
ここで途切れるよりは
進んでみよう
伝えて みよう…





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