悔しい思いなんていらないから
いこう いこう いこう
繰り返し 繰り返し 自分に言いながら



澄んだ空気に 何をおもうか
ただ 感じることができたら
それだけができたなら どんなに…



包み込むように
涼しい風と夕闇が
いつの間にか 早足に



この 一言の弱音を吐き出したら
また 進んでいこう
ただ 一言の弱音を残して
先に進んでいこう



幼ささえ感じられる
意固地な決意さえ
結局 あなたがほどいてしまった



現実と虚構の狭間で、
そのどちらもが
本当だということを
確信し続けていたい…



足はまだ 飛ぶことを知っている
根っこを張るのに全力が必要になる前に
高く 高く あっちへ こっちへ



きれいで すてきで 大事なものだけ
両手いっぱい 抱えていこう



深く暗い色を含んだ
冷たい秋風を纏ったら
透き通る月光に
伸ばした指先から解かれてゆける



空と 大地がある意味を
人は 難しく考えすぎたね
私達は 難しく考えすぎたね





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