一歩一歩 歩を進めて
私は 確かに 変わっていく
でもやっぱり それは私で
結局 あなたは好き
あなたが 好き



それが 刃となることを恐れながら
私は 精一杯の言葉を綴る

この声が届きますように
優しい手で包むように
少し視線を上げて 前に進める力に
背中を押す手に なれることを願って………



少しずつ強くなる日差しに手をかざし
新緑の下 空を透かし見る
自分自身を 探すように
心の鏡を見るように…



昨夜のあなたの手が温かくて、
私は、雪解けをおもう…
待ち望んだあなたに触れて、
今日の私は
ちょっと上機嫌で、
ちょっと、淋しくせつない………



ただ、明日も生きるために
今日を生きている

ただ、今日を生きるために
今を生きている

そうして、ただ、
それでいいという幸福を
それだけでいいという幸福を
求め続けている………



ただこの想いを守りたくて
言葉を紡ぐことを恐れている…



でも、
きっと私は
そんなことは
貫けないくらい
弱い…



いつでも、最後には、
この足で立つことを選ぼう。
そうして、差し出されたのなら、
ためらわずに、
あなたの手をとる私でいよう。



あなたのこえは 私の喜び
あなたの存在は 私の安らぎ



どうしたら、
あなたの重荷にならずに
いつでもあなたの
側にいられるのだろう…





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