ふわん と 降りてくるものが
いつでも 確かに どこかにあって
ふわり と 受け止める心だけ
いつか 何かに 隠されていた



ゆっくりと 考えてみる
一体どこまで 私だろう?
じっくりと 考えてみる
一体どこまで あなただろう?



手を離すのは やっぱり怖いから
震える足を無理にでも
前へ 前へ 少しずつ
どこかわからない どこかに向かって



あなたが笑ったらいいと思った
きっともう
あなたは笑わないと思ったから



これは 弱音だけれど
会ったときには 笑うから
また 弱音もいうけれど
顔を見たら また笑うから



ほしいのは 楽しいひととき
ほしいのは 笑い飛ばす強さ



たくさんのものを 抱いたまま
みんな 春を待っている
もうすぐだよね あとちょっと
一日 一日 寒さに耐えて



伸ばした手に触れるものなどなくても
必死になって、空に手を伸ばした。
うっすらと透けて見える
赤い線が好きだった



敬愛する、あなた方へ。
私が、まだまだ見守られ、
甘やかされていることくらいは
知っています。


「今でも時々、想っていますか?」
「今では時々、思い出すだけです。」
失われて 戻らないもの
失われたら 戻らないもの





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