自分の気持ちは押し込めて
ただ 前へと走り出す
きっと ほんの少しでも
泣いてしまったら悔しいから



なんでもない日が 一番きれいなのは
この季節なのかもしれない
陽光に 桜がとける
晴れた風の日



春の光が あんまりきれいで
ボクは 言葉をなくしてしまう
ボクは 言葉を忘れてしまう


抱きしめられる 夢を見て
ただ そのぬくもりだけ望んだ
あなた自身は ほしいと思わず…



言葉を重ねるほど
想いはわだかまり
言葉を飲み込むほど
それは 重さを増して…



まだ あなたに届かないから
私は 手を伸ばせます
まだ あなたに届かないから
私は 走って進めます



光も風も吸い込んで
そうして私は 私になる
私自身に なってゆく


ひっそり こっそり きまぐれに
夢の続きを ふくらます
ゆっくり じっくり 思うまま
夢の世界を 巡るように



答えは いつだって
この心の中では決まっている
目を閉じて 思い描く
その 未来の形



絡み合った糸を眺めて
ちょっとだけ ためらっている

解くのか 切り離すのか…





戻る