つまりそれは 私の幼さ
つまりそれは 私の弱さ
わかったところでどうにもならないけれど
わかってしまえば気持ちは軽い



きっかけさえ あればいい
最初の言葉がでてきたら
きっとそのまま 流れ出すから
ボクラは 無数の音でできている



天井の低い小さな部屋の薄暗い明かりと、
小さなタイルを張りつめた狭いバスルーム、
寝心地なんで忘れさせてくれる広いベッドに、
毒々しいほどに、鮮やかな色のキャンディ…

無表情に見つめた、窓の外はなんにもなくて、
ただなんとなく、眠れないだけの夜。



声を きかせて
話を きかせて
私に きかせて
あなたを きかせて



特別だと思っていることを 放り投げる
なんでもないように 変えられたら
もっとよくなる気がしているから
ふわんとこの手に 乗ったらいいね



たぶん あんたのことだから
それは正しくないと思う
でも あんたのすることだから
あたしは全部 賛成するよ



まだ 紡ぐ言葉は 涸れない
まだ 立ち上がる 足は折れない



ただ それだけのこと
なにもかも ただ
それだけのことの中で
何を おもうのか…



私は もう あなたを
求めることは やめにします
けれど 私は まだ
あなたに憧れ 目指し続けます



髪を切ろうかと 考えた
今 抱えているものが鬱陶しくて
投げ出したい 指先は 鈍い感覚
まずは爪かなと ちょっと笑った





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