辿った道を 振り返るように
懐かしい人を 追って
自分自身を 見つめるように
親しい人に 触れて



私と あなたは
何一つ 同じものもなく
繋がりもせずに
同じ世界でここにいる



夢に 翼を
決意に 足を
心は いつだって
自分の力で立っている



どうしてかなんて わからないけれど
何かを思った時 何かを感じた時
何かがわかった時に 書かずにはいられない
それに関する何かを 書かずにはいられない



久しぶりに あなたを思い出しました

そうして やっと
強くなろうと思ったことを 思い出しました



つもる言葉を
両手で すくい上げるように
そそぐ陽射しを
全身で 受け止めるように



信じたものは 間違いじゃない
信じたものの 間違いは見つからない
それだけでも どれほど大きな
支えとなることだろう



不安になって 心細くなって
なく場所を探して
崩れそうになるけれど
泣き崩れる自分は やっぱり好きじゃない



この足で 歩けなくなる
その ギリギリの所で
吹く風は いつだって
あたたかく やさしい



わたしは あなたのために
背伸びをする
あなたは わたしのために
身をかがめる





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