孤独に耐える、強い自分を思い浮かべながら、
泣きそうなほど辛くなることもあるけれど、
でも、それは違うと、思い知らされる。
この人達がいる限り、私は大丈夫。
笑いかけたら返してくれる人達がいる限りは…
私は、なんて、恵まれているのだろう。



この気持ちは 音でしかない
ふっ と現れて 確かに存在して
けれども すぅ っと消えてしまう
音でしかない



どこまで、他人に頼っていいのだろう?
そんなことを、曖昧に考えながら、
助けを求めることなんてできない、自分の臆病さに苦笑する



疑いを、消せない心が、何よりも悲しい
平安は、いつだって、自分の中にあるのかもしれない。
本当はずっと、ここにあるのかもしれない…



人としての誇りなのか、
女としてのプライドなのか、
そんな答えを探して、歩いている。
この足で、立ち続けているために…



私という 一個人において
「あなたがどう思うのか」は、実は、あまり問題じゃない

あなたがそう思うことを認めて
それで、私がどう思うのか
どこまで想えるのか
そんなことと比べたら、ずっと些細なこと…



いろいろと、難しく、自分の価値なんてものを考えたりする。
いろいろと、思い悩んだりする。
でも、それでも、

嬉しいことは嬉しいし、その価値は動かしようがないから。
今は、この道を進んでみよう。



ふらふらと、彷徨って
どうしてこんなにも孤独なのかと思ったら
人が何に心惹かれるのか
わかっていない自分がいた…



めまぐるしく、世界は廻って、なんだか疲れてしまうけれど、
家に隠っていたら、私が消えてしまいそうで、
消えるだけならそれはそれでいいのだけれど、
消えきることもできずに、ただ忘れ去られるのが怖くて、
とにかく負けずに、歩き出した。



この心を試すように 雨が降る
そこへ行くのを阻むように 雨が降る
足が止まって 少しだけ
手を伸ばすことを ためらってしまって
でも だからよけいに
求めていることを 思い知る





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