夢を見続けている、その、安息の中で。
何度も何度も、虚空に手を伸ばし目覚めるように。
ほしいものは、現実の中にある。
恐れるものも、現実にだけ。



いつの間にか
遠くから眺めて悲しくなってた
遠くから見るだけだから
悲しくしかならないのにね
もう 悲しいのが嫌になって
それでやっと 僕は飛び込んだ



想いは抱いたままでも
心に捕らえられないように
この心だけに、捕らえられないように



もっと早く、ここにいたら…
私が、もっと早く始めていたら…
後悔ではなく、ただ、なんとなく悔しい。
先を望むために、焦りにも似て悔しい。
ただ一度でも、あなたと手を取り合いたかったと…



その約束は 風に運ばれて
遥か彼方で 消えてしまったけれど
その気持ちが 本当だったことは知っている
もう 憶えてはいないけれど
ほんとうだったと 知っている



あなたの姿が見えたときには、あなたの幸せを祈ります。
あの人の姿が見えるときは、あの人の幸せを祈ります。
私の姿は、私の目では見えないから、
ただ、この手を伸ばして届くものを夢見るでしょう。
あなた達を、夢見るでしょう。



空から降る声、空に浮かぶ顔。
かえりたいとも思うけれど、
引き返すのは、違うから。
もう、戻ることはないでしょう。
何度同じ空を見上げても。
あなたの声を、聞いたとしても。



忘れていたね いつの間にか
でも また おもいだすよ
何度も 何度も 空を見上げて



一つの言葉を 丁寧に織り上げて
綴り込んで 編み上げて
どこまで 昇華できるだろう
心を 昇華できるだろう?



敬愛する、あなた方へ。
そうして、私が走りだすときに、
背中を押してもらえることが嬉しいのです。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
気が済むまで伝えてから行きます。
また進むことを許してください。





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