音楽には 身を任せてもいいと思う
全てを任せて ゆけると思う
ただその全てを 投げ出すのは まだ恐くて
私は 詩に 想いを乗せる



音を奏でるのは
心を楽にするため
言葉を紡ぐのは
心を確かにするため



理不尽な この世の中では
必死にならなければ生きられない人と
生きているのに必死になれない人とが
同じ大地で生きている



両手を広げ
少年は
ただ 未来を求めた



目を閉じて 思い描く世界
そこを目指すために
今 何ができるだろう
私に 何ができるだろう



昨日も 今日も 明日も
あなたも 私も 誰かも
みんな 苦しいんです
苦しんで でも生きるんです



なんにもできなくて
ただ 天を仰ぐ
空さえ見えなくて
また少し うつむく



光を と 手を伸ばす
その爪の先にまで
ただ生命を巡らせて



あなたを 想う時間
私自身を 想う時間
世界を 想う時間
決して一つにならないで
ただ それぞれに そのままに



それでも私は 笑うでしょう
それでもあなたも 笑うでしょう
それでも 誰もが 笑うのでしょう





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