愛しい人へ
いつか、そう
胸を張って言えたらいい…
伝えたい言葉が出てきたら そのたった一言を声に出そう
想いを伝えるには不完全かもしれないけれど
大事なのはその一言だけだから
余計な装飾でかすませてしまわないように
なに、それ？ なんてきかれても 黙って笑って
この気持ちはボクの想い
ただこの胸にあるボクの心
この心はボクの命
ただボクのまま想う心
言葉を綴ったり
想いを描いたり
陽射しに目を細めたりして
今日も 心で いきています
言葉はいつか 嘘に変わるでしょう
けれど 声に発した時
少なくとも その一瞬だけは
それは 紛れもない真実だったのです
あなたは 本当に優しくて
私が目を背けた トゲトゲした現実を
丁寧に オブラートにくるんで
そっと 私の口の中に 入れてくれる
その笑顔につられて
どこまでも 歩いて行けそうだから
ただ 私はあなたが好きです
ただ笑う あなたが好きです
夢を見ている
そう 意識しながら
夢を見ている
あなたの 幻に酔う
あなたの知らないところで 私が変わってゆくことを
あなたは残念に思うかもしれない 淋しく思うかもしれない
けれど私は 変わるべくして変わるだけ
なるべくしてそうなるだけ
絶えず私に なり続けるだけ
あなたに 会えてよかった
月並みだけれど
そう思い続けられたらいい…
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