私というものを
確立させようともがいている

あなたの近くに 立つために



いつもそばにいる人
なんていないけれど

いつでも会える
そんな人たちはいる



こんなに青い 空の下で
こんなに早い 風の元で

ときどき 立ち止まって
ときどき 寝ころんだりしながら



この足で立とう
歩こう 走ろう
飛ぶように ゆこう

留まっていたら
腐り堕ちてしまう



あなたにあえる それだけで
あなたがいる ただ それだけで
ころころと この心が 転がって行きます
あなたを目指して 手を伸ばしながら
ころころと 転がってゆきます



このまま
足元から 崩れていきそうな不安…

いっそ
頭から風化して
風になるならいいのに…



ふわふわと 漂うような心のまま
てくてくと 西へ 東へ
ときどき小走りに 西へ 東へ
振り回されて 翻弄されて
頭を抱えながら 西へ 東へ
これが きっと
この世界に 私がいるということ…



特別な人になりたくて
でも 特別に見られることが怖い
特別なことなんて
何一つできないのは わかっているから



今は 進もうと思うから
まだ 手は伸ばせないよね
少しの寂しさと
たくさんの 会いたい気持ちを抱えて
でも 足を進めよう



当たり前のことしかできない私だから
せめて ここに居続けよう
いつでも 当たり前に ここにいよう

時々くらいは 会いに来てもらえるかな…?





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