ボクはまた、ここから歩き始める。
前を向いて、またこの道を行く。
一歩一歩を、世界中に向けて、ボクはまた歩いて行く

俺はまた、空を見上げて笑う。
風は頬を掠め、髪を揺すってすれ違う。
ため息を吹き飛ばすように小さく笑って、俺はまた進む。

私はまた、振り返る。
通り過ぎたいくつもの景色は、遠く霞む。
この道では得られないものに、私は少し想いを馳せる。

そしてあたしは、また向き直る。
風は背を押し、陽は世界を照らすから、どこまでも行ける。
あたしはまた、この道を選んで行く。

世界は、変わらず、広がり続ける。
この道を行こう。
この想いが、ある限り。
この足で進もう。
あの夢を見る限り。
笑いながら、どこまでも。
たくさんの言葉を抱えながら。
どこまでも、どこまでも。
うたうように、はずむように。