クラッチの調整




ポイント

・VTR(ノーマル)の場合、クラッチレバーのストロークは常に一定のようです。解放から半クラまで(クラッチが繋がった状態)は、レバーがスコスコと自由に動いてしまいますが、これが普通みたいです。調整は、半クラッチの位置を変えることで行うことになりますが、その方法を紹介します。
・半クラの位置は写真を参考にして下さい。第二関節で繋がり具合を調整出来る程度がいいみたいですが、好みもあるから、自分のやりやすい所にするのが一番です。
・バイクを止めたまま、発進の感覚で調整をすることになると思いますが、実際に走ると位置が少しズレている事が多いです。好みの位置に近くなってきたら、普段バイクに乗るたびに少しずつ調整して、気長にやるのがいいかも知れません。
・位置を大きく変えると、クラッチが切れないとか、常に半クラになっちゃうとか、困ったことになる可能性があります。
透き通るような肌(^^;;;



主調整

クラッチそのもののカバーの所 ほとんどの場合、次に紹介する微調整だけで済んでしまうと思いますが、一応書いておきます。
主調整は、エンジン右側で行います。丸いカバーの上部に取り付けられている金具(青)とワイヤーを誘導する金具(黄)の位置関係で、レバーの引きしろが変化します。この2つを固定しているナット(白)を緩めて、(黄)をどちらかにずらして調整し、(白)を締めて終わりです。ナットの締めすぎに注意して下さい。
フレームに工具が当たりやすい(=傷が付きやすい)位置だし、レバーと遠くて確認がやりにくいので、面倒なところです。


微調整

こっちはコケてないから純正レバー 微調整は、クラッチレバーの根本で行います。ロックナット(白)を緩めて、調整用ナット(黄)を回して半クラ位置を調整し、再びロックナットを締めます。車載のプライヤーで作業すると、ナットの山がゲリゲリ削れていくので注意して下さい。写真で白くなっているのはそのためです。



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