スロットルの調整




ポイント

・スロットルグリップが効き始める、つまり回転が上昇を始めるまでの遊びの量と、アイドリングの調整方法を紹介します。
・グリップの遊びを少なくすることのメリットは、無意識にグリップを掴んで(包む方がベターかも)スロットルを開き始めるときに、遊びが多くて大きく開けるときに手首が苦しくなるような事を防げます。正確な操作も遊びの少ない方がやりやすいと思います。やりすぎると、全閉でもワイヤーを引っ張った状態になり、まずいでしょう(^^;
・アイドリングは、実用に困らない範囲で好みの位置にして構わないと思います。低めにしておけば発進時のクラッチとアクセルの微妙な操作を練習するのにいいかも知れません。メーカー指定値は1,350rpmですが、僕の場合は1,300〜1,500rpmの中に大体いつも入ってます。
時計が見えるね



主調整・アイドリング調整

メカっぽくていいね 写真の場所は、車体左側からエンジンのVの字に挟まれている部分(タンクの下)を覗いたところです。ワイヤーの向こう側に見えるのがキャブレター。グリップを操作すると、緑の部品がクルクルと動きます。
アイドリングは、赤の部品を回して調整できます。ネジの先端が、スロットル全閉側のストッパーになっている具合だね。信号待ちでも、左手を伸ばしてやれば、なんとかやれます。
グリップの遊びに関しても、クラッチ同様に微調整だけで済んでしまうと思いますが、主調整も一応書いておきます。ちなみに、これは実践したことがありませんので間違っていてもあしからず。見た感じでは、クラッチの主調整と同じで、(白)の固定金具に対する、(黄)のワイヤー金具の固定位置を(青)のナットで調整してやれば出来そうです。


微調整

皮被ってますな(^^;;;
本性を現した!!
微調整は、スロットルグリップの裏側(下側)で行います。普段は上の写真(車体前方から撮っています)のように、ワイヤー2本の片方に、ゴムのカバーを被っている部分があります。このカバーを剥くと、下の写真のように、ロックナット(白)と調整用ナット(黄)が見えてきます。あとは、クラッチ同様ロックナットを緩めて調整用ナットで合わせて、再びロックナットを締めます。最後にカバーをもどせば終わりです。



クラッチ編    ペダル編



調整メニューへ